2022
7月

環境コラム「ご存じですか?」

量り売りで食品ロスを削減

文・山川文子

食品ロスは過去最少

6月9日に2020年度の食品ロス(食べられるのに捨てられる食品)量が公表されました。飲食店や旅館等から排出された事業系の食品ロスは275万トン、家庭から排出された食品ロスは247万トンと、それぞれ前年度よりも34万トン、14万トン減少しました。これは、推計を開始した2012年度以降最も少ない量です。事業系の食品ロスが減少した要因は、コロナ禍で外食や旅館やホテルでの宿泊、宴会が減少したことが推測されます。

必要な量だけ購入する

家庭からの食品ロスを減らす方法の一つに「必要な量だけ購入すること」が挙げられます。世帯人数の減少を背景に、スーパーにはばら売りの野菜や少量パックの食材も並んでいますが、トレーにパックされた肉、2人前がセットになった麺、大きな袋の粉類などは、少人数世帯では余らせがちです。

量り売りの店

このような中、まだ少数ですが、必要な量だけ購入できる量り売りの店があります。
例えば、東京都国分寺市にあるnue by Totoyaでは、パスタや豆類、ドライフルーツなどの乾燥した物から、醤油、酢、オリーブオイルなどの液体物やチョコレートまでさまざまな物が、量り売りされています。神奈川県川崎市にあるBULK FOODS MARKETでは、ピーナツバターやドライフルーツ、ハチミツ、乾燥野菜などがあります。

量り売りは必要な量を購入できるだけではなく、持参した容器を使えば、使い捨て容器の削減につながります。新しい食材を少しだけ「お試し」で買うこともでき、買い物の楽しみも広がります。
このような「量り売り」の店が増え、もっと幅広い食材が扱われるようになることを期待します。

(参考)
*1:nue by Totoyaウェブサイト https://www.nuebytotoya.com/
*2:BULK FOODS MARKET ウェブサイト https://www.bulkfoods-market.com/home

山川文子プロフィール

山川文子さんの写真

エナジーコンシャス 代表

執筆や講演を通じて、生活者視点での省エネ、環境に配慮した暮らしの情報を発信。
テレビ、新聞等のメディアでも広く活躍。

東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)顧問
一般財団法人省エネルギーセンター 上級技術専任職(国際業務担当)

[資格]
・消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣認定)
・家電製品総合アドバイザー(一般財団法人家電製品協会認定)

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